ビーガンとベジタリアンの違い、なぜ菜食主義を選択するのか?

こころのこと

最近耳にすることが多くなった
ビーガン(ヴィーガン)や、
ベジタリアン、プラントベース、
そして菜食主義といった言葉たち。
(あっちゃん=中田敦彦さんの動画でも話していましたね)

これらはすべて牛や豚や鶏といった
肉を基本的に食べない人たちのことを言いますが、
「ビーガン」と「ベジタリアン」とでは、
また異なってくるのです。

ビーガンとベジタリアンの違いとは、
そして菜食主義と呼ばれる人たちは
野菜以外にどんなものを口にしていて、

なぜその選択をしているのかなど、
ビーガン2年目の食生活をしている
私の思うことと合わせて書いていきたいと思います。

 

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ビーガンとベジタリアンの違い

 
食事の基本は玄米菜食で食べることが大好き、
栄養士でメンタル心理カウンセラーのまやと申します。

私は2018年の夏から肉と乳製品を、
そして2019年からは魚や卵やはちみつなどの
動物性のものを食べないヴィーガンになりました。
ヴィーガンに私がなった理由ときっかけ、体調の変化と誇りに思うこと

人の身体と心は食べるもので作られているから、
「食べる」ということはおいしいことだけでなく安全であるべきものであって、
また食べるものを「作る」ということは、
大切な誰かや自分への愛情表現だと私は思っています。

そして「食」だけではなく「行い」と「想い」をも、
「不自然」なことから「自然」なことへと正していくことができたら、
本来の自然な姿のわたしへと還ることができて、
人や動物や住んでいるこの地球にも優しくなっていけると思うのです。

  

まず菜食主義者と呼ばれる人たちの総称をベジタリアンと言い、
これはあくまで大きなくくりであって、
ビーガンとはこのベジタリアンの中の種類を言います。

ビーガンの他にも、
そのベジタリアンというくくりの中からは、
想像しているよりも細かく様々なタイプに分類されていくのですが、
一般的には肉を食べずに植物性食品を食べる人と言われています。

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ベジタリアンの種類は大きく分けて、
下のようなものがあります。

◎ラクト・ベジタリアン
→×肉、魚、卵は食べない
 〇乳製品、植物性食品は食べる(ラクト=乳)

◎ラクト・オボ・ベジタリアン
→×肉、魚は食べない
 〇卵、乳製品、植物性食品は食べる
 (欧米のベジタリアンの大半はこのタイプ)

◎ペスコ・ベジタリアン
(ペスク、ペスカタリアンなどとも呼ばれる)
→×肉は食べない
 〇魚、卵、乳製品、植物性食品は食べる

◎ビーガン
→×肉、魚、卵、乳製品、はちみつなどすべての動物性食品を食べずに植物性食品だけを食べる

 

菜食主義を選ぶ理由

 
ちなみに「ビーガン」と「ヴィーガン」の
表記の違いにはあまり意味はありません。

英語でVEGANと書くため、
読み方から「ヴィーガン」と書く人もいれば、
発音や書きやすさなどから「ビーガン」と書く人もいます。

アレルギーや様々な病気、健康のため、
動物愛護、宗教、環境保護のため
になど、
ベジタリアン=菜食主義の人たちが、
その選択や決断に至る背景や理由は人によって様々です。

どの種類の人が最もいい悪いなどということは
もちろんありませんし、
こういった選択をしている人たちがみんな、
ベジタリアンの人たちが
良く持たれているイメージの、
ただ過激でストイックで、
ただ健康思考を持っているだけ
というわけでも決してないのです。

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そしてベジタリアンを選択する人たちには、
少し驚かれるのかもしれませんが、
必ずその選択をするに至った思いやりや優しさという共通点があることにも、
私は気付きました。

  

ちなみに私は→ヴィーガンに私がなった理由ときっかけ、体調の変化と誇りに思うこと
の記事でも書いていますが、
2年以上前はお肉やお魚などが大好きでしたが、
健康や肌荒れ改善などのためといった理由から、
動物性食品を食べることを控えていきました。

最初こそ健康のためと言った、
言い方を変えれば「自分のため」の理由だけでしたが、
少しずつ動物性食品を控えていくことで、
上記で書いた理由以外にも、
動物性食品を食べないと言うことは
実は「大きな社会問題にも繋がっている」
ということなど、
様々なことを知って、結果、
すべての動物性食品を食べることを、
できる限りやめようと決意しました。

(どうしてものお付き合いでという悩みも、
気付けば年に数えるほどしかなくなっていました)

 

選択するということは、誰でもいつからでもできること

 

食べることが大好きという理由だけで
栄養士を志したぐらいの私が、
菜食主義になるなんて
今まで考えたこともありませんでしたが、
あらゆる現実問題を知ったら、
ベジタリアンを選択していこうということに
そこまで時間がかかることはありませんでした。

そして声を大にして言いたいのが、
最近でこそあまり聞かれなくなりましたが、
知り合って間もない人によく、
「たまにお肉食べたくなりませんか?」と聞かれるのですが、
私は「食べたくないから食べない」ということを選択していて、
「食べることを我慢している」わけでは決してないのです。

  

それから、もうひとつ良く聞かれるのが、
ビーガンの人ってどんなものを食べているのかということ。

すべての動物性食品を食べないので、
それ以外の野菜(きのこ、芋類含め)、
豆、海藻、穀物、果物といった、
あらゆる植物性食品
を食べています。

動物性食品を良く食べている人からすると
ベジタリアンは何も食べられないとか、
たんぱく質は何から摂るのかなどともよく言われますが、
意外と食べるモノに困ったことはまったくないですし、
たんぱく質は実は豆だけでなく、
野菜にも豊富に入っているのです。

「人間は雑食なのだから、
植物性のものしか食べないなんてやめた方がいい」、
とも言われたことがありますが、
人間は草食動物に近い歯と身体の作りであることから、
草食動物と同じ食生活を送った方が身体にとっては良好だと言えるのです。

  

私たちは誰だっていつからだって、
どんな選択をしていくこともできます。

何を思って何を選んで生きていくかということは、
誰かに指示をされて決めるわけでもなく、
どんな決断をして生きていってもいいはずです。

それがよくなかったか、
良かったかなんて言うのも、
行動してみないとわからないことなので、
自分が「今、心地よくなる選択」を、
していけたらいいのかなと思います。

 

まとめ

 
ビーガンとベジタリアンの違いは、
「ベジタリアン」が大きなくくりであって、
「ビーガン」はその中の種類ということ。

そしてベジタリアン=菜食主義の人たちが、
なぜそういった選択をしているのかは
人によって本当に様々であるけれど、
そこには必ず優しさや思いやりがあって選択していっているということ。

ただ、私はみんながベジタリアンやビーガンになるべきだ、
お肉を食べることなんてあり得ないなどと、
言いたいわけではありません。

私自身、2年前までは動物性食品を
生まれてからずっと食べていたのですし、
あくまでこれは個人の価値観であって、
ライフスタイルの一種であって、
倫理であるとも思っています。

「人と違うことを選んでいく」ということが
なかなかしにくい世の中かもしれませんが、
考え方や好きなものなんて変わっていくものですから、
多様性が溢れていて、
そして他人の意見を尊重して聞き入れられる
という、
そんな世の中になっていけたらと思います。

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