とうもろこしが旬の季節も
もう終わりの時期になってしまいましたが、
生のとうもろこし、
どんな風にして食べていましたか?
私はとうもろこしがとにかく大好きで、
シンプルに茹でたものを
そのまま食べるのも好きなのですが、
炊飯器ではなく土鍋で炊く
とうもろこしごはんが特に大好きなのです。
ひと手間というほど特別な材料や
コツが必要なものでもないのですが、
紹介していくやり方をするだけで、
茹でたとうもろこしを後から混ぜたりするという作り方のものよりも、
格段においしく感じています。
どんなお料理に入れても
おいしく食べられるとうもろこしですが、
特においしく食べられて簡単に作れる、
おすすめのレシピを3つ紹介していきたいと思います。
とうもろこしごはんを格段においしく作る
食事の基本は玄米菜食で食べることが大好き、
栄養士でメンタル心理カウンセラーのまやと申します。
私は2018年の夏から肉と乳製品を、
そして2019年からは魚や卵やはちみつなどの
動物性のものを食べないヴィーガンになりました。
→ヴィーガンに私がなった理由ときっかけ、体調の変化と誇りに思うこと
人の身体と心は食べるもので作られているから、
「食べる」ということはおいしいことだけでなく安全であるべきものであって、
また食べるものを「作る」ということは、
大切な誰かや自分への愛情表現だと私は思っています。
そして「食」だけではなく「行い」と「想い」をも、
「不自然」なことから「自然」なことへと正していくことができたら、
本来の自然な姿のわたしへと還ることができて、
人や動物や住んでいるこの地球にも優しくなっていけると思うのです。
どんな食材も1年を通して
割と食べることができるので、
旬という言葉をあまり聞かなくなっているかもしれません。
しかしその時期に採れる旬のものは
味が特においしいというだけでなく、
その時期の身体に起きやすい
不調にも合わせて育って採れるようにもなっているのです。
例えばとうもろこし(イネ科)もそうですが、
きゅうりなどのウリ科の野菜や
じゃがいもなどのイモ類の夏野菜は、
夏の熱さでほてった身体を冷ましたり、
夏の不調を軽減する効果があるので夏の暑い時期によく採れるのです。
それが「本当の意味での自然のモノ」なので、
自然に作られたものであればなおさら、
味はもちろん身体にも、
よりおいしく嬉しくも感じられるのです。
簡単で身体に優しくておいしいレシピ
材料(米3合分)
・米3合
・炊飯用の水(通常の量+お好みで大1~3)
・とうもろこし1~2本(大きさにより)
・塩小2~3
・酒大1~2
・茗荷や大葉やごまはお好みで
手順
①とうもろこしは皮を剥いてひげをとって
きれいに洗っておき、
土鍋や炊飯器に入らなければ半分にだけ切って、
芯についたままにしておく
②白米ならといで浸水させたもの、
玄米なら軽く洗ってよく浸水させておいたものと、
調味料類を土鍋か炊飯器に入れて炊いていく
③炊き上がったらとうもろこしを芯からそぎ落として
よくごはんと混ぜてから茶碗に盛り、
千切りの茗荷や大葉と
ごまをお好みでのせてできあがり
とうもろこしの実をあらかじめ
取っておくのではなく、
そのまま芯ごと炊いていくことで、
とうもろこしの栄養とうま味を
余すことなく摂ることができます。
夏野菜で身体を冷ますだけでなく、
冷えがち=陰性に傾きがちにもなってしまう夏の時期、
身体を温める陽性の塩は
少ししょっぱく感じるぐらい
気持ち多めに入れてもいいです。
材料(とうもろこし1本分)
・とうもろこし1本
・片栗粉適量
・油適量
・塩適量
手順
①茹でるか蒸して柔らかくしておいたとうもろこしを
食べやすい大きさに切り、
片栗粉を全面にまぶしておく
②フライパンに多めの油をひいて
①を揚げ焼きしたら、
塩をまぶしてできあがり
レシピと呼ぶほどでもないのですが、
簡単すぎるシンプルで
おいしい食べ方だと思っています。
自然の摂理と身土不二に沿った食事が「私」を作る
材料(約2~3人分)
・とうもろこし1本
・たまねぎ1/2個
・塩適量
・豆乳600~800ml
・味噌適量
・塩適量
手順
①茹でるか蒸して柔らかくしておいたとうもろこしは
芯から実を削いでおき、
たまねぎは薄くスライスをしておく
②鍋にスライスしたたまねぎと、
ひとつまみ程度の塩に
底が隠れるくらいの水を入れて、
蓋をしてたまねぎが透き通ってくるぐらいまで弱火で火を通していく
③ミキサーに①のとうもろこしの半分と
②と豆乳を入れてまわして混ぜ合わせてから、
再度鍋に入れて火にかけて、
味見をしながら調味料を少しずつ入れていく
④味が整ったら①のもう半分を入れて、
全体をよく混ぜ合わせてできあがり
とうもろこし本来の甘みとうま味を引き出す
シンプルなポタージュ、
たまねぎの甘みも加わって、
味噌との味付けがシンプルに
よりまろやかにおいしくなります。
またこのレシピでも、
陰性のとうもろこしに対して
陽性の味噌を使うことで身体を温めてくれます。
(ちなみに豆乳も陰性のモノですが、
火を通すことで中庸になります)
缶詰などで一年を通して
手に入りやすいとうもろこしですが、
旬のおいしい時期のものをその時にまるごと頂くこと、
そしてより安全においしく楽しめるためにも、
遺伝子組みかえをしていないものを選ぶことが大切です。
まとめ
どんな料理にも合わせやすく、
味や食感の邪魔にもなりにくいとうもろこし。
シンプルなとうもろこしごはんから、
唐揚げとポタージュまで紹介していきましたが、
どれも手軽に作れるのでぜひ試してみてください。
そしてとうもろこしには、
身体を冷ますという効果がありますが、
茗荷や大葉を一緒に食べることで
食欲増進や身体の血流を促してくれる効果がみえたり、
さらに調味料の選び方ひとつでも、
身体へもっと嬉しいものへとなってくれます。
レシピや味だけでなく、
ひとつの参考になれたら嬉しいです。