大豆ミートはたくさんの種類が
それぞれの会社さんから販売されていますが、
おいしさや使いやすさも異なるし、
そもそも扱い方やどう調理したらいいかも
よくわからないと言う声もよく聞きます。
さらにそれだけでなく、
少し大袈裟に聞こえてしまうかもしれませんが、
実は安全性までも、
商品によっては異なってきてしまうのです。
そんな大豆ミートをおいしく食べるためのコツと、
大豆ミートを使った簡単でおススメの
人気の定番おかずたちの作り方、
そして安全な選び方も書いていきたいと思います。
大豆ミートのおいしい食べ方とレシピ
食事は玄米菜食で料理を作ることが大好き、
栄養士でメンタル心理カウンセラーのまやと申します。
私は2019年から肉魚卵乳などの動物性のものを
まったく食べないヴィーガンになりました。
→ヴィーガンに私がなった理由ときっかけ、体調の変化と誇りに思うこと
人は食べたものからでしか作ることができないから、
「食べる」ということは
おいしいだけでなく安全であるべきものであり、
ごはんを手作りすることは、
大切な誰かや自分への愛情表現だと私は思っています。
そして「食」だけに関わらず、
「行い」と「想い」をも、
「不自然」なものから「自然」なものへと正せることで、
本来の自然な姿のわたしへと還ることができて、
この地球にも優しくなっていけると思うのです。
私は動物性のものは食べることをやめましたが、
旦那さんは外で時々食べてくるようです。
お肉の代わりとして使える大豆ミート、
我が家でもたまに使いますが、
大豆は食べ過ぎるとお腹が張ってしまうので、
私はたまに食べるようにしています。
動物性のものを食べることをやめた理由はいくつかありますが、
あくまでそれは価値観や選択のひとつであるため、
同じテーブルでいろいろな食事を楽しむことができることも素敵だなと思っています。
(こちらはよく読んで頂いている記事たちです
→牛乳は牛の血液で乳癌や骨粗鬆症のもと、腸内環境をよくするはずがない
→肉食をやめてからの変化と効果、ガンの一番ともいえる原因
→卵不使用の料理を選ぶ、私が卵を食べたくなくなった理由
→魚の養殖の危険性と安全性、本当のこと知って食べていますか?)
お肉が大好きだけど身体のために控えなければいけないとか、
私のように動物性のものを食べない、
完全菜食主義(ヴィーガン)の人にとっては
大豆ミートは名前の通り大豆で作られているため、
原材料だけでなくカロリーや脂質なども嬉しいだけでなく、
食感はお肉ではないと思えないぐらいですし、
思っているよりも扱いも簡単でとても嬉しい加工品です。
大豆ミートを使った
おススメのレシピはいくつかあるのですが、
なかでも簡単に作れて、
私も旦那もとっても大好きな麻婆豆腐などの
定番で人気のレシピたちを紹介していきます。
簡単においしくするには「臭み消し」がポイント
材料
・木綿豆腐300~350g
・大豆ミート(乾燥のミンチタイプ)
・にんにく1/2
・ネギお好みで
・ごま油適量
・醤油大2~
・豆板醤お好みで
・片栗粉大2~
(ミンチタイプはいつもオーサワジャパンさんのものを使っています
→オーサワジャパン)
手順
①木綿豆腐は食べやすい大きさに切って、
沸騰させた湯で5分ほど下茹でしておいて、
にんにくとネギはみじん切りにしておく
②大豆ミートは好みの量をぬるま湯で戻しておき、
調味料類と水大2をボウルでよく混ぜ合わせておく
③熱してごま油をひいたフライパンに
にんにくを入れて炒めていき、
香りがでてきたらネギも入れて、
②でぬるま湯で戻した大豆ミートも入れて炒めていく
④ある程度炒めてネギがしんなりしてきたら
①で下茹でしておいた豆腐も入れて全体を混ぜ合わせ、
水をフライパンの底から2~3センチになるぐらい入れ加熱していく
⑤全体に火が通ってきたらいったん火を止めて、
②で混ぜ合わせておいた調味料類を入れてから
再度弱火で加熱しながら全体をよく混ぜ合わせていってできあがり
ポイントは豆腐は炒める時に崩れにくくするために、
一度下茹でをしておくことです。
そして片栗粉「大2~」というのは、
⑤で調味料を入れて加熱した時にとろみの様子を見て、
好みの固さになるようにということです。
もしもっとあんを固くしたければ、
片栗粉と同量の水で水溶き片栗粉を作って、
火を止めてかきまぜながら入れていくと失敗しにくくなります。
(写真はクリスマスに作った我が家のベジディナーです)
材料
・大豆ミート(乾燥のから揚げかフィレタイプ)
・塩少々
・米粉適量
・パン粉適量
・米油適量
手順
①大豆ミートは塩を入れたぬるま湯で戻しておく
②やわらかくなるまでしっかり戻したら
ボウルに米粉と様子を見ながら少しずつ水を入れて合わせていき、
パン粉を付ける前のドロを作っていって、
大豆ミートをしっかりくぐらせていく
③別のボウルにパン粉を入れて
②の大豆ミートにパン粉をしっかりまぶしていく
④フライパンに油を入れて熱して、
パン粉を落としてチリチリとしてきたら
③の大豆ミートを入れて揚げていく
⑤お肉ではないのでそこまで長時間ではなく、
両側の表面がカリッとするぐらいまで揚げたらできあがり
大豆ミートをぬるま湯で戻すという工程が同じでも、
チキンカツの方で塩を合わせているのは、
大豆ミートの臭み消しのためです。
肉ではなく大豆のお肉を選ぶ理由は、
大豆ミートの悩みとしてよく聞くのが、
「(乾燥しているため)戻し方がわからない」とか、
「臭みのようなものが取れない」などです。
確かに冷たい水では完全に戻すのに
時間がかかりすぎてしまうし、
戻せてもそのまま調理してしまうと、
大豆の臭みは残ってしまうのが
大豆ミートの特徴ともいえるかもしれません。
また調理していく際に、
麻婆豆腐のようにパンチのある味付けをする場合は
塩や酒入りのぬるま湯に入れなくても
気になりにくいのですが、
カツのようにして食べるようでしたら、
臭みをとるために調味料を使うこともおススメします。
また我が家では即席でから揚げにすることもたまにあるのですが、
これはぬるま湯で戻した大豆ミートを
鶏肉で揚げるように調理するのと変わらず、
下味(醤油や酒や生姜などで)をつけて、
片栗粉などで揚げていけばできあがりです。
そして我が家ではたっぷりの油では揚げずに、
ヘルシーかつ節約も兼ねて、
少量の油で揚げ焼きにすることがほとんどです。
それから大豆ミートの安心できる選び方ですが、
これは大豆ミートに限ったことではありませんが、
商品の裏=成分表示を見て、
余計なもの(食品添加物)などが
使われていないことを確認してください。
「水で戻さずそのまま使える」というものを
たまに見かけますが、
/(スラッシュ)のあとに書かれているものはすべて添加物なので、
まれに使われている保存料などは
身体には必要ないので見落とさないようにした方が良いです。
そして成分に「大豆たんぱく」以外に
小麦などが使われていることもあるので、
これも言ってしまえば本来の大豆ミートではないので注意が必要です。
我が家の食卓には動物の肉は出ないことがもう普通になっています。
動物の肉を食べないことは様々なメリットがあり、
(もちろん同じぐらい様々な意見があるかと思いますが、
あくまで私の意見であって私の選択したことです)
簡単に言えば身体への影響だけでなく、
環境や自然への配慮へとなるのも事実なのです。
→肉食が危険な理由、やめることで得られる効果と本当の健康とは
まとめ
大豆ミートは水よりもぬるま湯で戻した方が
早く柔らかくなり、
そして調理の際の味付けによっては、
塩か酒などの調味料で臭み取りのひと手間を加えることをおススメします。
そして大豆ミートを購入する際の
安心できる選び方としては、
商品の原材料一覧をよく見て余計なもの(添加物)や
大豆以外のものが使われていないことを注意して見ることです。
そして本文では書いていませんが、
遺伝子組み換えでない国産大豆を使って作っていることも
大切な要注意ポイントです。
ちなみにいくつかレシピを書きましたが、
最初のレシピの麻婆豆腐に使った
ミンチタイプの大豆ミートでは、
上の写真のようにしてコロッケにすることもおススメです。
どんなに小さくても何か行動を起こせば、
必ず何かは変わってきます。
今現在肉が大好きだという人は、
動物の肉を食べることを一切いきなりやめると言うのではなく、
週に1~2回食べない日を作ってみるというのもいかがでしょうか?