牛乳は人間にとって
本当にいいものなのだろうかということは
以前にも書いていますが、
→牛乳は本当に必要なもの?日本人だけでなく人間の身体に嬉しいもの?
そもそも牛乳は
子牛が生きていくために飲むものであり、
そして牛の体液であり血液であり、
アレルギーをはじめ、
骨粗鬆症や乳がんなどの
様々な症状や病気の原因となっていることを知っていますか?
よくカルシウムだ、成長のためだ、
骨粗鬆症を防ぐためだ、
なんて言われたりしていますが、
成長促進のためのカルシウムは
とても牛乳を飲んだところで摂れるものではないし、
骨粗鬆症は逆に起こりやすくしてしまっているのです。
牛乳は母牛の体液であり血液である
食事は玄米菜食で料理を作ることが大好き、
栄養士でメンタル心理カウンセラーのまやと申します。
私は肉魚卵乳などの動物性のものを
まったく食べないヴィーガンに、
今年に入ってからなりました。
人は食べたものからでしか作ることができないから、
「食べる」ということは
おいしいだけでなく安全であるべきものであり、
ごはんを手作りすることは、
大切な誰かや自分への愛情表現だと私は思っています。
そして「食」だけに関わらず、
「行い」と「想い」をも、
「不自然」なものから「自然」なものへと正せることで、
本来の自然な姿のわたしへと還ることができて、
この地球にも優しくなっていけると思うのです。
食や健康のことに関しては
本当にいろいろな意見や説がありますが、
どう理解してどう選択していくのかは
それこそ個人の自由であるだけでなく、
自分で責任を持って行動していくことと私は思っています。
(なのでこの記事を読んだからと言って、
牛乳や乳製品を摂るのはもうやめるべきと
言いたいわけではありません)
私自身ヴィーガンという生き方の選択も、
もちろん自分で責任を持って判断して
行動していることであるし、
牛乳に関してはもう何年も飲んでいません。
(単純に昔から好きではありませんでした)
牛乳というとそのものを想像するかと思いますが、
乳飲料や多くの加工品に含まれる脱脂粉乳、
そしてバターやソフトクリーム、
チーズなどの乳製品もこれらすべて
牛乳から作られていますが、
その牛乳は母牛の乳房の中を流れていく
栄養成分の含まれた血液こそが牛乳の正体なのです。
乳癌と骨粗鬆症が増え続けている理由は、
体液や血液と聞くと
ぎょっとするかもしれませんが、
事実それが実態であり、
私たち人間は搾取しているのです。
牛乳や乳製品に関わらず
動物製品を口にすることのデメリットなども、
これまでいくつか書いていますので、
合わせて読んで頂けたら嬉しいです。
→肉食が危険な理由、やめることで得られる効果と本当の健康とは
→魚の養殖の危険性と安全性、本当のこと知って食べていますか?
→卵不使用の料理を選ぶ、私が卵を食べたくなくなった理由
そもそも牛乳は敗戦後の日本に
「日本人はたんぱく質が足りない」
とアメリカから支援物資として、
脱脂粉乳というかたちで大量に送られてきました。
同時に乳だけでなく卵や肉なども
日本に大量に入ってくるようになり、
このことから戦前から日本人が食べてきた
和食はだんだんとすたれていって、
お米の消費量も減ってパン(小麦)が増え、
学校給食をはじめ家庭の食卓にも
牛乳や乳製品も多く並ぶようになっていきました。
そしてこの食の変化こそが
現在の様々な症状や病気の大きな背景となっていて、
これまで和食を食べていた人が
洋食を食べるようになっていったこと、
動物性のものを食べる人が次々と増えていったこと、
このたんぱく質と脂質の摂りすぎこそが
まさに癌やアトピーやアレルギーなどの
一番の原因と言えるのです。
腸内環境を良くしたいならば「卒乳」しよう
冒頭でも書きましたが、
牛乳は本来子牛に飲ませるもので
人間が飲むためのものではないため、
たんぱく質の種類が人間とは異なってくるのです。
そのため人の内臓ではうまく消化することができずに
異物として腸から吸収されるため、
それこそがアトピーやアレルギーなどの原因となっているのです。
乳がんに関しても同じことで、
違う生き物のたんぱく質が腸内に入ること、
そしてカルシウムとして吸収したいために
本来は牛乳などを摂っているのでしょうが、
もともと骨にあるカルシウムと
牛乳に含まれるリン酸塩とが結びつくことで、
カルシウムは吸収できずに排泄されてしまうことが
カルシウム不足を招く形ともなっているので、
日本人に乳がんが多い理由ともなっているのです。
上のことから骨密度が減っていくこと、
すなわち骨粗鬆症も、
牛乳や乳製品を摂り続けていることが
原因の大きなひとつだと言えるのです。
ちなみに乳糖不耐症というのは、
よく牛乳に含まれる乳糖を
うまく分解できない人がなるなどと言いますが、
これは実は人間はみんなうまく分解できないものなのです。
すなわち赤ちゃんへのミルクも、
よくよく考えてみるとおかしなことでもあるのです。
(これについて深くは書きませんが、
それぞれが感じたことを調べられたらいいなと思います)
なぜなら上でも書いたように
人間にとってはたんぱく質の種類が異なるからであり、
また子牛の母乳である牛乳を
身体の造りが違う生き物が飲んでいるわけなので、
それは消化もいいはずがありません。
特に成人が飲むべきものではないことに早く気が付き、
早く卒乳すべきことだと思いませんか?
まとめ
骨粗鬆症が改善したとか
骨密度が増えたなどの理由が、
明らかに牛乳によるものだという話は聞かないと思います。
それらの目的やカルシウム補給として摂るならば、
ほうれん草やひじきなどを摂る方が
ダントツにカルシウムは摂れるし、
さらに陽にあたるようにもすれば
体内でカルシウムはしっかりと吸収・合成してくれるのです。
ちなみに昔の日本では
牛を飼っている人はほとんどいなかったので
牛乳を飲むなんてこともほとんどなかったし、
牛は家の田んぼなどで
働いていてくれていたから大切に飼われていたため、
乳を飲むどころか肉を食べるなどという
発想すらなかったとも言います。
食卓に並んだり口にするその背景に
どんな実態や意味があるのかなど、
よくよく考えて行動していきたいものです。