お鍋またはフライパンひとつで、
簡単に作れるシチュー。
市販のルウは使わなくても、
おうちで手作りしちゃうという方も
少なくないと思いますが、
我が家も牛乳と小麦粉は不使用でいつも作っています。
シチューを作るからと言って、
牛乳も小麦粉も絶対に必要なわけではないですし、
むしろ「使わない方がおいしい」と、
我が家の旦那さんは言ってくれています。
牛乳と小麦粉不使用シチューの、
おうちにあるもので作れる作り方と、
それらを使用するものよりも簡単に作れるのに
身体にも環境にも優しくなれてしまう、
その理由も書いていきたいと思います。
シチューを牛乳と小麦粉不使用で作る
食事は玄米菜食がほとんどで食べることが大好き、
栄養士でメンタル心理カウンセラーのまやと申します。
私は2018年の夏から肉と乳製品を、
そして2019年からは魚や卵やはちみつなどの
動物性のものをまったく食べないヴィーガンになりました。
→ヴィーガンに私がなった理由ときっかけ、体調の変化と誇りに思うこと
人の身体と心は食べたものからでしか作ることができないから、
「食べる」ということはおいしいことだけでなく安全であるべきものであって、
食事を作るということは、
大切な誰かや自分への愛情表現だと私は思っています。
そして「食」だけではなく「行い」と「想い」をも、
「不自然」なことから「自然」なことへと正していくことができたら、
本来の自然な姿のわたしへと還ることができて、
人や動物や住んでいるこの地球にも優しくなっていけると思うのです。
牛乳と小麦粉不使用で作る、
手作りホワイトソースは別の記事で書いていますが、
今回はシチュールウの作り方を書いていきます。
→ホワイトソースの豆乳と米粉の簡単な作り方、シンプルで身体に優しく
使う材料は大きくは変わりませんが、
上のホワイトソースよりも
ここで書いていくシチューの方が、
まろやかさとコクがより強く、
そして野菜の自然な甘みも感じられます。
材料(約2人分)
・たまねぎ適量
・塩少々
・豆乳500~600ml
・米粉大6~
・味噌大3~
・おろしにんにく適量
・ニュートリショナルイースト適量
シンプルなものを使えば簡単に手作りできる
シチューに入れる具材は
好きなものを使って頂きたいので、
ここではルウの作り方だけを書いていきます。
本物の塩と味噌の選び方はこちらから、
→塩の選び方のポイント、身体に本当に嬉しい塩を市販品から選ぶ
→市販品から本物の醤油を選ぶポイントは〇〇であること、本物で健康美人に
またニュートリショナルイーストについても
別記事で書いていますが、
ニュートリショナルイーストは
ビタミンB12をたくさん含んでいるのと、
チーズのような風味が強いので使っていきますが、
無くてももちろん大丈夫です。
→チーズ風味も楽しめる、ビーガンのためのニュートリショナルイースト
①たまねぎは薄くスライスしておく
②フライパンに①のたまねぎと塩、
底から2cmほどの水を入れて蓋をして弱火で加熱していく
③たまねぎが透き通ってくるぐらいしんなりしてきたら
お好みの具材と具材がかぶるほどの水を入れて、
しばらく煮込んでいく
(肉や魚介を入れる場合はあらかじめ茹でてから入れて煮込む)
④豆乳、米粉、味噌、にんにくをボウルに入れて、
ダマが残らないようによく混ぜ合わせておく
⑤具材に火が通ってきたらいったん火を止めて、
④で混ぜ合わせておいた調味料類を入れ、
全体をかき混ぜながら弱火で再度加熱していき、
とろみがついてボコボコと沸騰するぐらいまでよくかき混ぜていく
⑥最後にお好みでニュートリショナルイーストを入れて、
全体をよくかき混ぜたらできあがり
水分の多い野菜(ここではたまねぎ)を
少しの塩と水で蒸すことで、
素材の持つ甘さやうま味を引き出すことができるこの方法を、
ウォータースチームと言います。
(料理家の木下あおいさんのところで学びました)
これを知っているとたまねぎだけでなく、
どんなものにでも活用することができます。
そしてルウのとろみは米粉でつけることができて、
意外に感じるかもしれませんが、
味噌がコクを出してくれるので、
私たち日本人になじみのある味になるのです。
動物からも植物からも同じ「生命」を頂いている
また肉と魚介類を入れる場合に
あらかじめ下茹でをしておくのは、
少しでも灰汁や余分なものを抜いておいて、
食べる時の風味を良くするためです。
魚介は生のものにしても
冷凍のものを使うにしても、
あらかじめ下茹でしておくことをおススメします。
ちなみに動物性のものに関しては、
こちらもよく読まれているので読んでみてください。
→肉食が危険な理由、やめることで得られる効果と本当の健康とは
→肉食が危険な理由、消化の悪さとたんぱく質摂取には不向きな理由
→魚の養殖の危険性と安全性、本当のこと知って食べていますか?
→牛乳は本当に必要なもの?日本人だけでなく人間の身体に嬉しいもの?
入れる具材で私のおすすめは、
さつまいもやかぼちゃなどを少し多めに入れること、
そして半分ほどは同じ鍋の中で粗く潰して、
残りは具材として楽しむのもいいです。
(もちろん別の鍋で潰してから入れるのでもいいのですが、
面倒臭がりの私はいつもそのままやります笑)
ニュートリショナルイーストの
チーズのような風味とも芋類はマッチするので、
相性が良くとてもおいしくなるのです。
ちなみにニュートリショナルイーストは、
私はいつもアイハーブというサイトから買っているのですが、
楽天やアマゾンなどでも手に入りますし、
自然食料品店などにも置いてあるかと思います。
(いろいろなサイトが出てくるのでぜひ調べてみてください)
(一番右のパックのものがニュートリショナルイーストです)
市販のルウを使わなくても
おいしく簡単にシチューを手作りすることはできますし、
また牛乳や小麦粉を使うルウにしなければ
それらを使っているものよりも、
あっさりと食べやすいものにもなります。
(またカロリーは低いのに栄養価は高くなります)
手作りをすると乳製品と小麦粉などの
できるだけ避けたいものを
避けられることはもちろんですが、
何よりも添加物を避けられることが嬉しいと私は思っています。
→食品添加物の最も危険な種類、これだけは避けるべきであるもの
まとめ
牛乳と小麦粉不使用のシチューは
豆乳と米粉を代用として使うことで、
牛乳と小麦粉を使うものよりも
簡単に味も身体にもおいしく作ることができます。
また水分の多い野菜を少しの塩と水で蒸す方法で、
素材の自然な甘さやうま味を引き出すことができるので、
シンプルな味付けでもとてもおいしくなります。
そして牛乳は別記事で詳しく書いていますが、
私たちの食卓に並ぶまで思っているよりも
過酷で環境にもとても嬉しくない搾取方法をしているのです。
牛乳を出す牛を育てるために、
私たちが普段口にしているよりも
遥かに多くの植物を餌として食べさせているのに、
出せるようになったお乳は子牛が飲めることはなく、
違う生き物の私たち人間にとられてしまっているのです。
ヴィーガンになることを強制するために
私はこのブログを書いているのではありませんが、
普段口にしているものがどのように作られていて、
どんなものを口にしているのか、
考えるきっかけになれたらと思っています。