どんどんと増えてきている、
原料が植物性のもののみの食材たち。
海外ではすでに多く出回っているものが
次々と日本でも見かけられるようになってきましたが、
植物性ミルクの種類も、
様々な種類のものが増えていっているのです。
牛乳アレルギーやもともとの体質などで、
普段から植物性のミルクを
選んで飲んでいるという人もいれば、
健康や栄養面のことを考えたり、
最近ではSDGsの取り組みや
環境問題なども視野に入れて選択している、
という人も増えてきているようです。
牛の乳ではなく植物性のミルクというと
どんな種類があるのか、
味の比較やよく使われる避けたい添加物、
そして牛乳に比べてどんな嬉しいことがあるのかなどを、
書いていきたいと思います。
植物性ミルクの種類と味の比較
食事は玄米菜食がほとんどで食べることが大好き、
栄養士でメンタル心理カウンセラーのまやと申します。
私は2018年の夏から肉と乳製品を、
そして2019年からは魚や卵やはちみつなどの
動物性のものを食べないヴィーガンになりました。
→ヴィーガンに私がなった理由ときっかけ、体調の変化と誇りに思うこと
人の身体と心は食べたものからでしか作ることができないから、
「食べる」ということはおいしいことだけでなく安全であるべきものであって、
食事を作るということは、
大切な誰かや自分への愛情表現だと私は思っています。
そして「食」だけではなく「行い」と「想い」をも、
「不自然」なことから「自然」なことへと正していくことができたら、
本来の自然な姿のわたしへと還ることができて、
人や動物や住んでいるこの地球にも優しくなっていけると思うのです。
植物性ミルクは豆やナッツや穀物などの
植物性の原料のみで作られるミルクであり、
牛乳に比べると脂質が少なくとてもヘルシーで、
健康だけでなく美容にもとても嬉しいミルクなのです。
また、後半で貼る記事内で詳しく書いていますが、
牛乳を飲むとお腹が痛くなるという人も
それにはしっかりと理由があること、
そして動物(牛)のミルクを
選ばないという選択をするだけで、
自身の身体はもちろんですが
環境へも優しくすることができてしまうので、
牛乳が大好きという人も、
この記事を読み終えたらきっと、
植物性のミルクを選択していきたくなることと思います。
たんぱく質がとても豊富で脂質は牛乳の約1/2、
日本で最もポピュラーな植物性ミルクと言えるでしょう。
調整されている豆乳にはたくさんの砂糖や油脂、
また保存料などの添加物が入っていることが多いため、
選ぶなら無調製のものが良いでしょう。
→食品添加物の種類と身近な危険性、なぜもはや「食べ物」ではなくすのか
→食品添加物の最も危険な種類、これだけは避けるべきであるもの
飲みやすいものには添加物が使われることが多い?
アーモンドを水に浸しておいて、
細かく砕いた後に水を加えて作るアーモンドミルクは、
アレルギーはもちろんですが
大豆をあまり摂りたくないという人でも、
安心しておいしく飲むことができます。
味のクセはまったくと言っていいほど感じなく、
万人受けしやすい味なので、
最近ではカフェなどでもよく見かけます。
またアーモンドがビタミンEを多く含むので、
抗酸化作用が強くアンチエイジングに効果があります。
イネ科のエン麦=オーツ麦という穀物と
水を混ぜ合わせて作るミルクで、
クセは少なく少しクリーミーな味です。
ちなみに100%完全とは言えませんが、
小麦とは別のものなので
グルテンは含んでいません。
→米粉でりんごと紅茶のケーキ、グルテンフリーを理解しておいしく楽しく
ビタミン・ミネラルと食物繊維がとても豊富なので、
腸内環境に優しい嬉しいミルクといえます。
ココナッツの実から胚乳部分(白い部分)を削り、
水と混ぜ併せてろ過したものを言います。
とても濃厚で強い甘みのあるミルクで、
カリウム・鉄分などのミネラルと
割と高い脂肪分も含んでいますが、
エネルギーにもなりやすく
燃焼効果もとても高いため、
運動前などに飲むのも良いと言えます。
玄米や白米と塩と水が原料で、
お米の自然な甘みが甘酒よりもとても飲みやすく、
クセのない柔らかい味とまろやかさがあります。
低脂肪・低カロリーなだけでなく、
脂肪の分解を促すビタミン・ミネラルが豊富なのですが、
お米が原材料なので糖分も割と高いミルクです。
スーパーフードとして注目を集めている
ヘンプシード(麻の実)と、
水が原料の植物性ミルクです。
さらっとしていてとても飲みやすく、
体内で生成できないアミノ酸9種類が含まれているだけでなく、
鉄分・亜鉛・マグネシウムなどのミネラルも豊富ですし、
健康や美容に嬉しい良質な脂質も含んでいて消化も良い、
とても嬉しいミルクなのです。
→麻(ヘンプ)の栄養とその効果とは、健康のために取り入れたくなる理由
カシューナッツと水が原料の、
さらっとしていて飲みやすいミルクです。
そのまま飲むのももちろんですが、
クセがないので料理やお菓子作りなどにも使いやすく、
たんぱく質やビタミンB1などのビタミン、
そしてカリウム・鉄・亜鉛などのミネラルを多く含むので、
女性には特に嬉しいミルクといいます。
「当たり前」を疑うこと
マカダミアナッツと水が原料のミルクで、
最近ではスーパーなどでも手に入りやすくなりました。
パルミトレイン酸という美容と健康に嬉しい成分を含んでいて、
こちらもアーモンドミルクのようなナッツの風味があり、
さらっとしていて飲みやすいミルクです。
様々な種類が増えてきている植物性ミルクですが、
市販で売られている植物性ミルクは、
よりおいしく長持ちさせるために
食品添加物が使われていることが多く、
裏の原材料を見て、/(スラッシュ)より後の
よくわからないカタカナ表記になっているものはすべて、
身体に不必要で危険に変わりないものです。
ちゃんとした原材料のみで作られる
シンプルな本物が一番おいしいですし、
そして植物性ミルクは意外と簡単に作ることもできるので、
より安全でおいしく飲むためにも
手作りしてみるのもいいかもしれません。
また1章の中で貼った記事でも書いていますが、
ビーガンライフスタイルを決意した私が、
すぐにやめたのがお肉と牛乳でした。
様々な理由があるなかでも、
ダイエタリービーガン(健康面)が
当時の私の中では強かったのですが、
だんだんと様々な感情が湧くようになり、
いろいろな実態を知っていくうちに
牛乳を飲むことへの恐ろしさを感じるようになりました。
→牛乳は本当に必要なもの?日本人だけでなく人間の身体に嬉しいもの?
→牛乳は牛の血液で乳癌や骨粗鬆症のもと、腸内環境をよくするはずがない
小さい頃から当たり前のように飲み続けているもの、
また口にするものではなくても、
普段から当たり前にしていることや
購入しているものなども、
本当に必要なもの(こと)なのか疑って知っていって、
選択をしていくということが大切だと思います。
まとめ
植物性食品は本当にたくさんの種類が
出回ってきていますが、
なかでも植物性のミルクには豆乳だけでなく、
アーモンドやカシューナッツなどの
ナッツ類を使用したものや、
日本ならではのライスミルクなど、
様々な選択肢があります。
そして市販で売られている多くのミルクには、
余分な糖分や脂肪分が加えられていたり、
よりおいしくするための危険な添加物などの薬品が
含まれていることが多いのです。
牛乳=動物の血液を飲むということが、
小さな頃から当たり前のように
なっている人もいるかもしれませんが、
植物性のミルクは牛乳の代替品などと
言ったらもったいないぐらい、
身体にも環境にも嬉しいものですし、
知って自分で選ぶということをしていきたいものです。
最後にどの記事でもいつも書いていることなのですが、
このブログを通して私は
ビーガンになることを強要したり、
動物性のものを摂る人を悪く言いたいわけでもありません。
どんな情報を得てどう感じるか、
選択することはあくまで個人の自由であって、
価値観の違いだと思うからです。