砂糖がやめられない理由、依存してしまうのは脳のせいと心のクセ

からだのこと


(写真は小麦粉、上白糖、バター不使用のフルーツタルト)
米粉のいちごタルト、小麦、乳、卵、バター不使用で簡単においしく手作り

先日テレビで、
砂糖の依存がひどくて
甘いものをとにかく常に欲してしまう、
砂糖依存症の番組を見ました。

以前の私を思い出して、
懐かしい気持ちと、
ひさびさに気持ち悪さも
どこかで感じながら見ていました。
統合失調症の旦那さん、接し方と周りの理解と「治そう」とはしないこと

私が経験したのは摂食障害、
砂糖依存と名前は違えど、
症状はほとんど、
いえまったくと言っていいほど同じ

正直に言って、
こんな記事を読んだだけで
そんなツラい症状が治るわけありません。
(というか、治そうと思わない方がいいと思います)

それでも今私は食べることが何よりも楽しいですし、
何かのヒントになれたらと思いながら、
砂糖依存症(と、摂食障害)のことを
今日は私の経験を踏まえながら、
書いていきたいと思います。

 

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砂糖がやめられない理由

 
お料理を作ることも食べることも大好き、

栄養士でメンタル心理カウンセラーのまやと申します。

  
外で食べるごはんもおいしいけれど、
手作りのおうちごはんはおいしく安心もできて、
大切な誰かや自分への
愛情表現だと、私は思っています。

食事はあなた自身を作る大切なもの。
そしておいしく、楽しいもの。

身体も心もホッとできるおうちごはんと、
幸せを食事から作っていきたい

そんな私の想いやり(と、わがまま)が詰まった、
お料理や食材のことなどを
このブログではご紹介していきたいと思います^^

  
冒頭のテレビで見たことについて続きがあるのですが、
その後インスタグラムを開いてみると、

「依存性も大変なんだろうけど、
その前にあれだけお腹に詰め込んで、
お腹壊さないのかな」

「いっぱい食べたくなる、
そんな時期もあるんだろうね」

そんな言葉たちを見かけました。
(みなさん私と同じ番組を
見ていたに違いないです笑)

なんていうのか、
もちろんその言葉に
悪気がないのはわかっているけれど、
普通の人からしたらやっぱり
そう捉えられるんだよなあと思いました。

  
砂糖依存になってしまうのは
簡単に言ってしまうと、
極端に糖を抜いていた身体にいきなり糖を入れると、
その喜びや快感を忘れることができなくなって、
どんどん欲してしまう
から。

もちろん脳や心が通常の状態であれば
ちゃんと考えることができて、
抑制や我慢だってできて、
自分でちゃんとコントロールすることができるのです。

 

依存してしまうのは脳のせい

 
ですが砂糖は言い換えれば快楽を感じる、
モルヒネなどの脳内麻薬と一緒

極度の抑制をしていた身体へは
相当な快感となってしまって、
なかなかやめることができなくなってしまうのです。

  

(我が家では上白糖を使うのはやめて、
甘味は写真の甜菜糖やみりん、
たまにはちみつを使っています)

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その番組で依存になっていた方も
極度のダイエットをしていたので、
身体はいわゆる飢餓状態にあったわけです。
(この時、極度に糖を抜いていたから
すでに低血糖になっていて、
身体と脳は正常の状態ではないのです)

そこへひさびさに糖が入ったことで
脳は快感を覚えてしまい、
身体も脳も飢餓状態にあったから
極端に欲しがるようになってしまい、
さらに次から次へと糖が運び込まれることにより、
血糖値は一気に上昇してしまう。

そして一気に上がった血糖値は
一気に今度は下がっていき、
身体はまた低血糖を起こして、
さらに気持ちもやる気も
下がっていってしまうのです。
(血糖の仕組みってややこしいですよね)

そして、その繰り返しとなるのです。

  
糖質は摂りすぎても
様々な病気の原因になってしまうので
もちろんよくないけれど、
人間ある程度の糖を普段から摂っていなければ
血糖値は極端に低くなってしまうし、
身体はもちろん脳や心、
物事を考えることだって、
通常の状態ではいられなくなってしまうのです。
(朝なかなか起きれなかったり、
疲れが取れないのもあるあるですよね)

 

誰にでもある心のクセ

 
ちなみに糖質と言っても、
上白糖は特に依存性の高い糖質なのです。

どんな食材、野菜にだって糖質は含まれています。

今はそういったことを理解できて
身体や脳や食材の働きなどがわかってきた私も、
当時はどうしたらいいかわからず、
どうしようもなかった時は
本当に本当にツラかった。
(当時は考えられなかったのですが、
身体を写真に撮っておけばよかったとも思っています、
そして上白糖は、もはや食べ物ではありません→上白糖の危険性と影響を知って、身体と心のために調味料を選ぶ

  
それから砂糖依存と摂食障害、
冒頭でも書きましたが
症状はほぼ同じなんですね。

欲するものでもあり
(本当は欲しくなんかないのにね)、
そして嫌がっているものでもある

「本当に食べたいもの」なんて正直なくって、
甘いもの、糖質をただただ身体に詰め込んで、
気持ち悪くなって眠くなってくるまで
そして何とも言えない罪悪感にかられてくるまで、
ひどい時なんてほぼほぼ毎日、
私はそんな食生活を約2~3年続けていました。

食べてしまったらもうだめ、
過食したら×、色でいえば黒。

〇か×か、白か黒かしかない、
グレーなんてことは考えられない。

依存や摂食障害になってしまう方には、
まじめな人、兄弟の上の人が多いとも言われています。
(私も姉妹の長女です)

ちゃんとやらなきゃ、
やるなら最後まで完璧にという考え、
そしてその反動で落ち込みやすいのもまたありますね。

でもそんな考え方やクセは、
誰にでもあることとも思うのです。

マイナス15キロまでいった時、
過食している自分を鏡で見てハッとして大泣きして、
楽しいことをこれから先、
まだたっくさんやっていきたいから、
私は生きていたいと思った。

 

まとめ

 
だから、許すことにしてみました、
△やグレーの日を頑張って作ってみて、
とにかく許すということを頑張ってみた。

きっと大事なのは、
△やグレーの日を作ってみたり、
たまには中途半端も許せちゃう自分、
そんなことが「治す」ではなく、
「自分を守るうえで必要」

なのかなと思ったのです。

  
上白糖の悪い点は、

一気に血糖値を上がらせて、
そして一気に下がらせるところ。

(急上昇、急降下)

血糖値の急降下は気分の浮き沈みを激しくさせ、
そして心に大きなダメージを与えます

それが極端なかたちであって、
さらに身体も心も不安定だったのであれば、
執着、いわゆる依存というかたちに
なってしまうのだと思います。

冒頭でも話したように、
こんな記事を読んだところでツラい状況が
「治る」とはとても思いません

まずは今自分に起きていることを知る、
そして向き合う、付き合う。

私たちが生きられる時間はどうしても
限られてしまいます。

それをどう生きるかを決められるのは、
あなただけなのです^^

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